「トラックバックの注意書きを明示する」スクリプトを作るにあたって、いろいろと思ったことがあったので、忘れないうちに書いておこうかと。まとめられないので、いつものようにつらつらと。
▼トラックバックって何?
私は、これ↓で勉強しました。
- 3分でわかるトラックバック [はじめてのウェブログ [weblog for beginners]]
ホントに3分でわかりました(笑)
本当にわかっているのかどうかはさておき。
▼正しいトラックバックとは?
トラックバックの何が正しくて何が正しくないかということについていろいろと議論があるようですが、私自身は、「正しい」という言葉を使うこと自体が正しくないんじゃないかな、なんて思ったりしてます。
もちろん、想定される使い方ってのが大本の文書にはありますが、解釈次第ともいえますし、思いもしなかった使われ方が有益な場合もありますし。
なので、トライ&エラーでやってみたり、ケースバイケースで対処していく方がいいと思うんですが、日本人って、鎖国の名残のせいなのか、「挨拶して当然」みたいな「常識」感が強いですから、いきなり送りつけられるトラックバックという舶来概念にはなかなか馴染めないんですよね(*1)。
これからも、まだまだ議論は続くことでしょう...。この議論が収束するのは、もう一世代ぐらいかかるかも。
ということで、私個人は、「『正しい』トラックバックなんて、まだない。」っていう立場ですので、トラックバックはお気軽にどうぞ。
▼トラックバックしていただくなら...
ただ、一応、個人的な好みはあります。
トラックバックしていただくなら、少なくとも、記事に関係があるということが私にもハッキリ分かるようにして欲しいと思ってます。どう関係があるのか分からないと、モヤモヤして気分がよくないからです。
...この「私にも」というのが曲者なんですが(^^;
言語的な観点で書いてみると、私は、日本語はだいたいOKですが、語彙は少ない方ですし、思い込みも多いです。方言は、分からない時もあります(以下同様)が、標準語と関西弁、名古屋弁あたりはだいたい分かるはず。また、英語、フランス語なら、辞書の助けを借りればだいたいOK。その他、ロシア語、韓国語、中国語は、ウェブ翻訳があれば大筋を外さない程度には分かると思います(時間がかかりますが)。その他の西欧系言語、タイ語、アラビア語は一応何語であるかが見分けがつくと思うので、もしかしたら分かるかも(西欧系言語は、ちょっと見分けが怪しいですけど^^;)。ペルシャ語、ミャンマー語は、文字は見分けられるかも。あ。サンスクリットとかヒエログリフとか楔型文字もマヤ文字もわかるかも(笑)。インド系、東欧系は、その他の東南アジア系は、どれがどれだかちょっと...。その他の言語も、たぶん分かりませんが、20語以上あれば、何語かぐらいはもしかしたらわかるかもしれません。これで↓
Language Guesser
...みたいに、自分のことを書くことですら大変ですし、なおさらトラックバックを送る方にそんなことまで分かるわけはありませんし。(まあ、このブログは日本語ですから、日本語だと送っても大丈夫だと普通は思うでしょうけど)
ということで、とりあえずトライで。
▼リンクを張るなら...
それから、リンクを張るなら、トップページじゃなくて、元記事へ張って欲しいなあと思ってます。
これは、ココログでは、トラックバックしてもらった記事に対して非常にアクセスしづらいからという、超個人的な都合によります(^^;
トラックバックがつくとメールで知らせてもらう設定にしてあるんですが、このメールに元記事へのリンクが張られていないので、どうしてもまずトラックバック元の記事を開くんですが、そこに元記事へのリンクがないと、どこにトラックバックしてくれた記事なんだかが分からなくなってしまったりします。
で、メールを再度みて、タイトルを確認して、古い記事の場合は「サイト内検索」にそのタイトルを入れてGoogleで検索して、見付からなければ見付かったバックナンバーのページとかカテゴリ別ページとかにアクセスして、今度はブラウザのページ内検索機能をつかって該当記事にアクセスし、「固定リンク」をクリックして...云々...。ホント、非常に面倒な時があるんですよね。
ココログの管理画面を開いても、最近の5件分のトラックバックしかみれないし、その5件に対しても、やっぱり元記事へのリンクがない。
サイドバーにある「最近のトラックバック」リンクリストにも、自分の記事へのリンクはない。
...そんなこんなで、非常に不便なわけです。
ということで、ここでは、システムの問題だと主張しておきたいと思います。
(そうそう。そもそもトラックバックURLって何ですか。記事にURLがあるんだから、そのURLでいいじゃないですかねえ。自分の記事内に張ったリンクのrel属性に"trackback"って書いておけばトラックバックしてくれる、とか、既に一度送ってあったら(トラックバック先の記事に既にあれば)普通は再送信されないようになっていて、何らかの形で複数送信をできる余地も残しておく、とかという風になっていればよかったのに。...rel属性じゃ、意味的に変かな。)
▼どんな時にトラックバックすればいいのか
はてなダイアリーのように、相手の元記事へのリンクを張って、かつ、ナニナニという条件を満たしていれば、自動的にトラックバックしてくれるというシステムもあります。
これはこれでなかなか優れものですが、使いづらい時も多々あります。
私は、自分が送りたい時にトラックバックしたいと思っています。
ただ、トラックバックには相手があることですし、トラックバックというシステムの(相手の記事に自動的に自分のところへのリンクを張るという)性質上、最終的には相手のポリシーに従うべきだろうと思っています。
ということで、ここへのトラックバックも、二回目以降は私の好み優先でお願いします。
スパムにはそんなお願いも無意味なのが悲しいところですが。
▼トラックバックしなくても...
あと、トラックバックしなくても、アクセス解析やtrackfeedというのをつけていたり、bulkfeedsやFeedBack、technorati等々のブログ関連サービスでリンクされたかどうかをチェックしているので、あえてトラックバックを送っていただく必要はないかもしれません。
が、特に、「うーん、書いてることがよく分からん」ってな時にはトラックバックしていただくと喜びます。
また、性格として、かなりのムラっ気なので、あまりチェックしない時期もあります。なので、お知らせしておきたいなという記事の場合は、トラックバックやコメントしていただいた方がよいかもしれません。
▼しかし、重複トラックバックって、本当によくありますよね。ただ、私に謝られても...
私も、10回ぐらい連続してトラックバックしてしまったイタい経験があります。(しかも、モダシンさんにです^^;)
ココログの場合、トラックバックに成功してもトラックバック送信欄にURLが残っていることがあり、そのままで記事を再修正していると、その都度トラックバックを送ってしまうのです。
昔から、消しゴムがないと書けない(水彩画は書けない)タイプの人間なので、記事を公開してからよく修正するのですが、これは、その癖が裏目に出た、人生最大のイタい事件(笑)でした。
それ以来、トラックバックする都度、いちいち確認に行くようにしています。最近はよく忘れることもありますが。
で、トラックバックが届いてない場合、すぐに再送したりせず、しばらく待ってから再読み込みして確認するようにしているのですが、これが曲者で。...待っている間に、記事を修正したくなるんですよねぇ(^^;。危険、危険!
ココログの場合、記事修正前に、トラックバック送信欄にURLが残っていないかを絶対にチェックしなくちゃいけません。
...いけません。
...いけません。
...
...何故こんなバカなことをしなくちゃいけないんでしょう。
だから、これはシステムの問題だと主張しているわけですが。
ということで、他力本願。→ココログスタッフ様、よろしくご改善ください。期待しています。
----
ココログなどで重複トラックバックを防ぐには、他にも、こんな方法もあるようですね。↓
いかんともしがたい: トラックバックの多重送信を回避する方法
# さすがトラックバックを大量に受ける、いかんともしがたいさん。
私自身は、Firefoxでタブを沢山開いてブラウズしている場合が多いので、基本的にこの技は使えない(と思う)んですが、Session Saverという拡張機能を入れたので、できないことはないのかな。
# タブを沢山開いているときは、Session Saverでセッションを復元するのも当然重いので、やっぱり嫌かな。
▼なぜ重複するのか。
重複についての技術的解説およびMTでの回避(?)方法を、上記のいかんともしがたいさんの記事へのトラックバック元であるCaramel*vanillaさんの記事経由で見つけました。
nlog(n): トラックバック送信時のエラー
ココログでも、タイムアウトをもう少し長くしてくれればもうちょっとマシになりそう、ということかな...。難しいのかな?(→ココログスタッフ様などへの疑問)
----
以上。
====
(*1) まあ、そんなだから、いつまで経っても「リンクフリー」とか「無断リンク禁止」とが幅を効かせてしまうのかなとも思うんですが。WWW(ワールドワイドウェブ)なんですから、最初からリンクに許可は不要でしょ、って感じなんですが、これも結局トラックバックと同根だったりするところが悩ましい...。
(参考)「無断リンク禁止/直リンク禁止」命令に関する想定問答集
最近のコメント